White Vetiver, Golden Neroli – Abel

新宿のノーズショップに行きました。

ニッチな香水を扱うお店で、ここでしか取り扱いのないものも多いようです。JR新宿駅の新南口を出て NEWoMan (ニュウマン) に入ればそのまま1Fにあります。商業施設のWomen’sフロアにある店舗といった感じなので、おじさんは気合を入れて行きましょう。

ですが棚に目を向けると興味深いラインナップに目を奪われます。Stora Skuggan、Nebbia、Unum、Agonist、Mad et Len、他にもたくさん。うーんすごい。

店員さん(女の子)に好みや探し物なんかを話していると、Mississippi Medicine をつけていると言うので少し驚きました。てっきり女の子の好みそうな香りじゃないと思い込んでいましたが、全然そんなことはなかったです。

いろいろと試させてもらった中から、ひとまずムエットをいただいたのが Unum の Symphonie-Passion、Nebbia の Fitta、Mad et Len の Graphite と Humus。それからランダムでサンプルなどがもらえるガチャを一回。これはブランド別になっていて Unum の Lavs をゲット。最後に Abel のディスカバリーセットを買いました。

というわけでまずは Abel の White Vetiver です。

トップはさわやか。ベチバーのグリーンな部分とライムがフレッシュです。

ミドルでシトラス感は落ち着きますが、ベチバーの低めの土っぽさは最後まで目立たちません。ハイチアンベチバーって土っぽさ控えめでグリーンが出るんしょうか。
そしてこのあたりからジンジャーが強く香るようになります。パルマローザはジンジャーグラスという呼び方もあるようなので、グリーンなジンジャーの香りなのかな。スパイシーにも感じます。

その後はシトラスの代わりにバニラの甘さが出てきてクリーミーな風合いになりますが、(たぶん僕の場合は)ジンジャーが強く残ります。それが落ち着くときに、ジンジャーの刺激と甘さのバランスが良くなるポイントがあるのですが、そこまでに5時間ぐらいかかります。持続時間がそこまで長いわけでもなく、全体的に香りがおとなしくなっているということでしょうね。

そして Golden Neroli です。

トップはジューシーでほんのりシトラス感まで感じますが、これは5分ほどですぐに落ち着きます。ネロリ、イランイラン、ジャスミンで、かなりまろやかなフローラルといった感じです。ティーは花の香りに押されてあまり感じられなかったです。バニラとサンダルウッドもこの中ではおとなしめ。

ネロリはどうしても女性的すぎて、自分でつけることはあまり考えられませんが、ドライダウン後の優しい感じはなんだかとてもいいですね。

というわけで Abel ディスカバリーセットのその他の香水の感想は次回につづく。