Cowboy Grass – D.S. & Durga

ミシシッピメディスンを買ったばかりなのに、なぜかカウボーイグラスも買ってしまう不思議。

ミシシッピメディスンは湿気のある感じでしたが、こちらは秋の乾燥した里山という趣です。枯れた草と乾いた樹皮、夏までは花が咲いていたであろう気配が感じられます。個人的にはどちらも田舎の記憶に結びついた香りですね。

セージやクラリセージ、タイムなどのハーブ系の香りが含まれるようで、この鼻に抜ける感じが乾きを感じさせるんでしょうか。トップはハーブティーやベルガモットを感じるんですが、それがジューシー感に結びつかずに徹頭徹尾ドライです。時間が経つとベチバーが目立ってきますが、それでも丸く落ち着くことはありません。

一度、カウボーイグラスをつけて田舎のお墓参りに行ったのですが、周りの草の匂いと一体化して香水をつけている気がしなくなりました。

調香師はこちらも David Seth Moltz ですが、僕が買った2本だけでいうと一発豪速球みたいな香水を作る人なんでしょうか。時間につれて香りが移ろいゆく香水ではないです。自分のイメージしていた一般的な石鹸やフローラルやシトラスじゃなくて、こういうのも売れる(買ったのは自分です笑)のだから面白いなと思います。香水って奥が深いんですね。。

D.S. & Durga